IBMのプラストック汚染への取り組み
大きな企業が取り組んでくれると進みも早いかもしれません。
IBM Research Master Inventorのジャネット・ガルシア氏は、プラスチックのリサイクルは米国では10%くらいしか行われていないと指摘する。リサイクルのために洗浄したり、分別したりする手間がかかることが大きな問題なのだ。実際米国では、リサイクルボックスにペットボトルなどを入れても、その多くはリサイクルされていない。
そこで汚れていても、ラベルなどが貼られていてもプラスチックを100%リサイクルできるものにする取り組みを行っている。異なるタイプのプラスチックが混ざっていても、IBMで開発したVolCatと言う「マジックソース」を入れることで、ペットボトルだけ分解しペットボトル原料となるモノマーだけを分離できる。この原料で新しいペットボトルを作ることもできるし、他のプラスチック製品や繊維などの原料にもなる。プラスチックに混ざっていた土、ガラスなどは、フィルターで分離可能だ。
リサイクルするための技術面でハードルがあるというのがIBMの分析です。ラベルなどが貼られていてもリサイクル可能にするということで、期待したいですね。