プラスチック汚染

プラスチック汚染問題への対策、影響、原因など時事ニュースを交えながら

プラスチック汚染は陸上生物にも

プラスチック汚染の影響は海洋生物ばかりでなく陸上生物にも及んでいたようです。

www.newsweekjapan.jp

なんとモンゴルの牧畜地帯の羊や牛がプラスチックを食べて死んでいるという。遊牧民の場合物は自然に返るもの、という発想があるために中々ポイ捨ての習慣が辞められないというのはかなりの驚きです。彼らこそ自然を大切にする民族だと思っていたからです。しかし逆の見方をすると、ゴミを処理する、という発想がないということですね。

そして、その捨てられたプラスチックを意図せず羊や牛が食べてしまい、死んでいく。死なないまでも、羊や牛の肉やミルクを人間が飲むことによって、彼らが体内で吸収したプラスチックが人間の体内にも入ってくることになります。朝青龍がポイ捨てをしないキャンペーンをがんばってやっているようなのですが。。

陸上への汚染は見逃されがち

昨今プラスチック汚染による海洋汚染についてはかなりの注目を集めてきました。その結果フランスのように国家単位でプラスチック使用をやめるところも出てきています。しかし実はプラスチックの廃棄によって汚染されているのは海洋だけではなかったということです。全てはつながっており、汚染されていたということですね。

発展途上国の場合どうしても利便性ばかりに目がいってしまい、資源の活用の最適化を考えることができないことがあるのではないでしょうか。プラスチックの利用をやめるばかりでなく、廃棄にあたって何をしなくてはならないのか、ということを広めていくことも先進国には求められているのではないかと思うのです。